WHO 一連の対応は適切? 世界の感染者1000万目前

WHO 一連の対応は適切? 世界の感染者1000万目前

WHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスの世界の感染者数が来週にも1000万人を超えると発表しました。そんなWHOに対しては、これまでの対応の遅さやあるいは「中国寄り」を指摘する声など各国から批判が相次いでいます。

 感染者1000万人。24日に衝撃的な数字を発表したWHOのテドロス事務局長。しかしその後、CDC(疾病対策センター)からはさらに深刻な数字が・・・。世界で最も多い感染者を出しているアメリカ。ジョンズ・ホプキンス大学の集計ではその数約240万人。しかし、CDCによりますと、実はその10倍、なんと2000万人を超えている可能性があるというのです。さらに、2番目に感染者が多いブラジルでもすでに死者が5万人を上回っていますが、ワシントン大学の分析によりますと、ブラジルの死者は今後1カ月足らずで倍増、10万人に上るとの予測が出ているのです。
 いまだ世界中で続く「感染拡大」。なぜ、止められないのか。度々、その批判の矛先となるのがWHO。日々、対応に追われるなか、その決断に対して時として疑問の声も・・・。1月、中国での感染が確認された当初、WHOは「人から人への感染はない、または限定的」としていました。しかしその後、状況は悪化・・・。さらに、世界が「パンデミック」を意識し始めた2月、WHOのテドロス事務局長はパンデミックを否定したのです。そして、多くの国が入国制限に乗り出した3月、この時に初めてパンデミックと宣言したのです。
 WHO・テドロス事務局長:「新型コロナウイルスをパンデミックと位置付けることにした」
 しかし、この時点でイタリアの感染者はすでに1万人超え。WHOの「判断の遅さ」が指摘されることになったのです。さらには、WHOの判断が中国寄りだとアメリカのトランプ大統領の怒りに触れ、米中間に新たな確執を生む事態に。テドロス事務局長には「ウイルスの脅威を過小評価し、世界的な感染拡大を招いた」と辞任を求め、100万人を超えるネット署名が集まりました。