“休業協力金”だまし取ろうと 混乱悪用・・・手口は?

“休業協力金”だまし取ろうと 混乱悪用・・・手口は?

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、休業要請に応じた事業者に支払われる協力金をだまし取ろうとする事件が相次いでいます。どのような手口なのでしょうか。

 詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは風俗店グループの「役員」。伴佳典容疑者(39)と岩澤敏之容疑者(40)。「コロナの混乱」を悪用し、詐欺を働こうとしたとされます。その手口・・・。
 2人は愛知県のキャバクラ店を経営するグループ会社の役員。感染が拡大するなか、自治体に「協力金50万円」を申請したといいます。この金の給付は自治体の休業要請に協力したことが条件です。このキャバクラは「休んだ」と申告しながら、実際は営業を続けていました。同様な事件は大阪でも発生。ブラジル料理店を経営する男らが検挙されました。
 ただ、疑問も・・・。「休業していたこと」をどうやって証明するのでしょう。東京都の休業要請にきちんと協力したスナック。すでに協力金50万円を受け取ったといいます。休んでいたことをどう証明したんでしょうか。
 パブ・クラブぶらんか、ママ・愛さん:「(申請書に)お店の入り口に貼っていた。こちらで作ったもの(休業の知らせ)を貼った」「(Q.貼り紙以外には?)貼り紙以外は何も送っていない」「(Q.担当者からの連絡は?)全くないです」
 申請者を信じる「性善説」のシステムなのか。ただ、甘く見てはいけません。冒頭の愛知の詐欺未遂事件、最初に気付いたのは警察でした。パトロール中に営業しているのを確認し、名古屋市に伝えたといいます。県内の申請が4万件を超えるなか、行政も厳しくチェック。愛知で逮捕された2人は容疑を認めています。協力金は支払われませんでした。