“縦割り”どう打破?河野大臣 就任後生出演で聞く

“縦割り”どう打破?河野大臣 就任後生出演で聞く

菅内閣の本格始動から一週間となります。河野太郎行政改革担当大臣に話を聞きました。

河野大臣は菅総理と同じ神奈川選出で当選同期。付いた呼び名は“永田町の異端児”です。歯に衣着せぬ物言いや、記者会見での対応も話題になりました。今回、行政改革担当大臣に就任すると、夜遅くまで及んだ会見に「こんなもの、さっさとやめたらいい」と述べ、深夜に副大臣らを出迎える慣例にも苦言を呈しました。国民からは期待の声が上がっています。

※河野大臣がホームページに設置した『縦割り110番』に意見が殺到しましたが、全部、読み終わりましたか。
まだまだ。目安箱が4000来たから、それで一時停止しました。目安箱を作ったときは、規制改革に関する意見が100点ぐらい来ればいいかなと正直思っていたけど、それをはるかに超えたメールをいただきました。もちろん規制改革に関するメールもあるけれども、かなり多くのメールが、ご自身が抱えている悩みとか、直面している困難について、切々と書かれたメールが非常に多くて、読んでると胸を打たれるようなものがあります。規制改革の提案をいただこうと思って始めた目安箱だったが、私が「目を通します」と申し上げたせいか、個人的な悩みごとを書いて来てくださる方がいて、そういう声を世の中ですくい上げて来られなかったメカニズムを考えないといけないのか。もちろん国だけでなくて、「私、役所に行ったら、こうだった」という話もありますから、全部、国ができるものでもありませんけど、少なくともほんの数時間にあれだけの声が寄せられたということは、規制改革とは、ちょっと外れますけど、重く受けとめないといけないかなと思います。

◆視聴者の方々や霞が関の官僚からの質問や意見
※縦割り打破に一番必要なことは何ですか。
何が問題になっているかということに気付くことだと思う。菅総理がよくおっしゃっているダムの事前放水できるだろうと。できないダムがあるなんていうのは、気が付けば「それは、おかしいよね」と言って対応ができるわけ。そういう問題が起きているということを、きちっと吸い上げるというのが、その対応の第1歩。そういう意味でも広く、こんな規制の問題があるというのを、お寄せいただきたいなと思って目安箱を立ち上げたわけです。どういう問題があるのかというのを、きちっと調べていきたいと思います。

※『価値を作り出す規制改革』とは、どういうことですか。
5年前の行革規制改革を担当する大臣をやらしていただいたけど、行政のなかの無駄を見つけて、無駄をそぎ落として行こうというのを中心にやりました。行政の無駄を見つけて、そぎ落とすということは、引き続きやっていかなければいけないけど、今回は、こういうルールがなければ、こんなことができるのにというものを、きちっとやっていきたい。例えば、これから、温暖化で台風が強くなる、あるいは雨が強くなる。その時に「ダムによっては、事前放流ができません」と言うと、対応がその分できなくなる訳ですよね。そこの規制を突破して、工業用水農業用水でも、事前放流して良いよということになれば、世の中に対して、安全をさらに強めることができるという価値を作ることができるわけです。新しいビジネスを始めようと思ったら、「こういう規制があってできない」と言われた。あるいは、新しい教育のやり方をやろうと思ったら、こういうルールがあって「それは、やっちゃだめだ」と言われた。規制を外してみれば、色んなことが試せるわけです。私の仕事は「何かをやろうとしているのに、この規制が邪魔で止まってるんです」というものを、どれだけ外していくことができるか。それが日本の経済を動かし、日本の社会を動かしていくことになると思っています。

※突破したい分野はありますか。
今、行政が手続きを行うときに、ハンコを押してくださいというのが、1万1000の手続きがある。その中には、印鑑登録をして、印鑑証明で、個人がこの人だと、きちっと担保されるようなもの、あるいは、銀行印とか、契約書のお互いにハンコを付くものとかがあります。しかし、ハンコを買ってきて「押して下さい」というものがたくさんある。そのためにオンラインにできないとか、テレワークをやっていたのに、ハンコを押すためだけに、朝出てかなければいけないというようなことがずいぶんありました。この1万1000の手続きを調べると、そのうち1年間に1万件以上の手続きをやっている行政手続きは438件。とりあえずこの438の手続きで、どうしてもハンコを使わなきゃいけないものがあるなら「今月中に言ってきて下さい」と。今月中に言ってこないものは、10月1日からハンコをないことにしましょうとした。そうすると、今度は平井デジタル担当大臣がそれをオンラインにのせる、デジタル化する。そういうことができる。後ろに平井さんが控えていますから、私がとにかく走り続けないと、後ろは詰まっちゃいますので、そこはしっかりやっていかないといけないと思っています。毎週1回、平井さんと2人だけで、何をどうしよう、次どうしようという打ち合わせをやっていこうということにしています。とにかく平井さんの邪魔にならないようにしていこうと思っています。何かをオンラインであろうと考えたら、紙の上にハンコするというのが残るとオンラインにできません。だから、民間がやるサービスの中で、オンラインにしていくものといえば、物理的に上にハンコを押すという作業は、なくしていかないといけないかなと思っています。

※ハンコ以外で具体的に進めていきたいことはありますか。
・・・記事の続き、その他のニュースはコチラから!