「表現の不自由展」再開も・・・展示室前は“厳戒態勢”

「表現の不自由展」再開も・・・展示室前は“厳戒態勢”

国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で中止になっていた「表現の不自由展・その後」が、8日午後2時すぎに再開しました。一方で、再開に反対する名古屋市の河村市長は抗議の座り込みを行いました。あいちトリエンナーレの会場から報告です。

 (倉橋友和アナウンサー報告)
 普段の平日に比べますと、愛知県美術館にはたくさんの人が詰め掛けています。表現の不自由展・その後は約2カ月ぶりの再開となりましたが、会場を進んで右手奥の展示室で8日から再開となりました。
 8日は2回に分けて表現の不自由展・その後の鑑賞が行われましたが、その際にそれぞれ選ばれた30人ずつが見学をしているということになっています。8日夕方は2回目のお客さんが見学をしている時間となっています。
 その選ばれ方ですが、コンピューターによる無作為で選ばれた数字、30人の人が倍率20倍を超えるという高倍率、いってみれば、プラチナチケットを手にした人のみしか見ることができないという状況になっています。
 実際に展示室の中を見ることができなかったのですが、入り口まで行くことができました。その際、壁一面に貼られていたメッセージカードが剥がされていました。そして、7日まで閉ざされていた壁がオープンになっていた一方で、警備員が数人立っていて、物々しい雰囲気が漂っていました。
 また、1回目の鑑賞を終えたお客さんに話を聞くことができました。「慰安婦を想起させると言われている少女像を見ても、世間で言われているほどの嫌悪感を抱くことはなかった」という声が聞かれました。ただ、見学時間の最後に設けられた質疑応答の時間に「これが本当に芸術と呼べるのか」という声が他のお客さんから上がっていたという声も聞かれました。あいちトリエンナーレは、14日まで開催される予定となっています。