アゲアゲ将棋ユーチューバー、五番勝負でプロ入りまであと1勝

アゲアゲ将棋ユーチューバー、五番勝負でプロ入りまであと1勝

「将棋ユーチューバー」の折田翔吾さんが1月27日、東京都渋谷区の将棋会館で棋士編入試験五番勝負第3局に臨み、山本博志四段に170手で勝った。これで2勝1敗となり、プロ入りまであと1勝となった。
折田さんは積極的な指し手で優位を築くことに成功。山本四段の粘りを振り切って勝ちきった。折田さんは棋士養成機関「奨励会」に在籍したが、年齢制限により2016年に退会。その後、プロとの公式戦で好成績を挙げ、試験の受験資格を得た。試験は新鋭棋士5人と戦い、3勝すれば合格する。
 第4局は2月25日。タイトル戦の一つである棋王戦で挑戦者になった本田奎五段と対戦する。
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 「ユーチューブをやっていなかったら、ここ(編入試験)まで来られなかった」。折田さんは、将棋講師の仕事をしながら、2016年春から動画共有サイト「ユーチューブ」に「アゲアゲ将棋実況」というコンテンツを投稿している。ネット上の将棋対戦サイトで早指し勝負に挑み、自分の読みや感想をしゃべりながら対局を録画する。記者がアゲアゲというコンテンツの名前の由来を聞くと、「自分とは逆のキャラクターを演じて、『どこがアゲアゲやねん』というボケのつもりでした」。普段は物静かな性格だが、そう答えるところはお笑い好きの大阪人らしい。