1000万円超え高額呉服づくり 超絶技巧、緊張の現場

1000万円超え高額呉服づくり 超絶技巧、緊張の現場

1650万円(税込み)の訪問着に1078万円(同)の振り袖。高級外車並みの高額呉服が大阪市内で2月15日から開かれる展示会「上品會」で披露される。素材、意匠、技法のすべてに最高を求める呉服づくりの現場を訪ねると、驚きの価格を生む職人らの超絶技巧に巡り合った。一方で後継者の悩みはぬぐえない。
 「えっ、1650万円」
 1月19日に名古屋で先行して開かれた上品會。目の肥えた招待客でさえ、訪問着「襲ね格子」と振り袖「摂家瑞風文」を目にして驚きの声を上げた。 この2点はいずれも京友禅の老舗・千總(京都市中京区)の商品。今年の上品會に出品されている約230点のうち訪問着や振り袖の平均価格帯(150万円~300万円)をはるかにしのぐ超高額品だ。上品會は、高島屋と老舗呉服企業8社が開き、戦前から続く。