ビッグデータで感染者特定 中国で批判ある中実績も

ビッグデータで感染者特定 中国で批判ある中実績も

新型コロナウイルスの感染が拡大する中国で、スマートフォンの位置情報や監視カメラのデータから感染者や濃厚接触者らを特定しようとする動きが進んでいます。

 中国メディアによりますと、浙江省で先月、ある男性に市の担当者から突然「武漢から高速鉄道で戻ってきたか」と連絡がありました。武漢に行ったことを報告していなかった男性はその後、隔離されて感染が確認されました。市は「ビッグデータ」と呼ばれる中国全土の監視カメラや携帯電話の位置情報などの情報を活用したとみられています。また、海南省でもこうしたビッグデータを使って濃厚接触者を一日で96人も特定したということです。さらに、杭州市はネット通販最大手のアリババが開発した「健康バーコード」を先行導入しました。市民らは濃厚接触者かそれ以外の人かで色分けされていて、機械でバーコードを読み取ることで濃厚接触者が駅などの公共の場所に立ち入らないよう行動を管理しているということです。プライバシーの観点から国民の間には批判の声もありますが、中国全土で導入される動きもあります。