「マスク」めぐりケンカ騒ぎも・・・日本社会がピリピリ

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マスクを巡るトラブルが起きるなか、感染症対策の専門家がまとめた家庭でできる予防対策のハンドブックが話題になっています。

 ハンドブックをまとめたのは感染症対策に詳しい東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授などのグループです。東北医科薬科大学病院のホームページからダウンロードができるハンドブックでは、これまでに分かっている新型コロナウイルスの症状や感染経路などの情報、それに手洗いや消毒など私たち一人ひとりが家庭でできる対策について具体的に書かれていました。
 感染の可能性のある人と食事をする際には大皿から取り分けずに食器の共用を避けるとしています。ウイルスを広げないようにするためです。さらに、衣類や布団などは下痢や嘔吐(おうと)などの体液が付いている可能性がある場合、80度のお湯に10分以上、浸した後に洗濯。また、1時間から2時間ごとに5分から10分程度、窓を開けて換気することが大事としています。
 東北医科薬科大学・賀来満夫特任教授:「色々、会話をしたりお話をしたり、空間のなかに、環境もそうだが、換気が悪い所だとウイルスが増えてくる」
 家族に症状が出た場合の対応も詳しく書かれています。看病する人を1人に限定し、毎日2回は体温を測定。マスクや手袋を着けるほか、こまめに手を洗って症状が出ないか気を付けるとしています。
 東北医科薬科大学・賀来満夫特任教授:「感染が広がっているので、一般生活、私たちが普通の社会生活をするなかで、どういうことに注意しなければいけないのか。そういうことを理解してもらうためのハンドブックと考えてもらえれば」
 感染を防ぐためにできること。ウイルスを持ち込ませないということを徹底しているのは高齢者が利用する特別養護老人ホームです。利用者との面会の際にはマスクの着用は手洗い、うがい、そして手の消毒を徹底しています。さらに、受付では声掛けをしたうえで熱があるかどうかのチェックをし、発熱の症状がある人には施設への立ち入りを遠慮するよう呼び掛けています。
 職員にも就業前の体調チェックや検温などを行い、わずかな健康状態の変化も見逃さないように徹底しています。また、長野県内にある有料老人ホームで決断したのは、面会制限を実施して利用者との面会は原則禁止となっています。約100人の利用者が生活する施設。先週から面会は原則禁止となりました。
 職員が感染した場合、施設全体の運営が難しくなることも面会の制限を決めた理由の1つです。家族との触れ合いイベントなど人が集まる行事も中止することにしました。例年、インフルエンザが流行する時期には職員の体調管理や施設内の消毒などを行ってきましたが、今回は今までに経験のない新型コロナウイルスへの対応ということで会議を重ねているといいます。持ち込まない対策の強化として、職員は26日から出勤前の体温測定を実施しています。