群馬県防災ヘリ墜落原因 平衡感覚を失った可能性

群馬県防災ヘリ墜落原因 平衡感覚を失った可能性

おととしに群馬県の防災ヘリコプターが墜落して9人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会は機長が雲に視界を遮られ、平衡感覚を失って墜落した可能性が高いとする報告書を公表しました。

 おととし8月に群馬県中之条町の山中に防災ヘリが墜落し、乗っていた9人全員が死亡しました。運輸安全委員会の報告書によりますと、雲の中で視界が遮られて平衡感覚を失う「空間識失調」の状態に機長が陥ったことが事故の原因である可能性が高いということです。通常は雲の中でも計器などを見て飛行できますが、機長は外を見続けたために平衡感覚を失ったとみられています。そのうえで、視界が悪いにもかかわらず、引き返す判断が遅れたとも指摘しています。